片頭痛持ちになって辛かったこと7選

こんにちは。サノです。

本記事では私が片頭痛になって辛いと思ったことを、ご紹介していこうと思います。
できるだけ具体的に説明していきます。

本記事の目的

片頭痛持ちの方

少しでも共感していただけたら嬉しいです。
片頭痛は十人十色と言われていますので、みなさんの症状と比べてみて、
みなさんがより深く自分の症状について考える、きっかけになったら嬉しいです。

片頭痛持ちではない方

片頭痛がどんな感じなのか、何となく知っていただけたら嬉しいです。
もしみなさんの周りに片頭痛持ちがいる場合、知っているだけでも、
その人との接し方の参考になると思います。

痛み

私は片頭痛の発作が起こるようになる前から頭痛持ちでした。いわゆる緊張型頭痛ですね。
片頭痛は緊張型頭痛とは明らかに違います。痛みは断然片頭痛の方が痛いです。

緊張型頭痛

  • 締め付けられるような痛み
  • 持続的
  • 眠ることが出来る
  • 市販の痛み止めが効く

片頭痛

  • ズキンズキンと脈動する(拍動的)痛み
  • 強弱がある
  • 痛みで眠れない
  • 市販の薬は効かない
  • 頭を動かすと痛みが増す
  • 頭を下に向けると痛みが増す

予兆と前兆

片頭痛には予兆と前兆があります。

予兆

片頭痛の発作が起こる、数時間から数日前に起こるようです。
むくみ、生あくびなどがあります。
私は予兆に関しては、感じたことがありません。
なので予兆を感じたことのある方がいたら、お話を伺いたいです。

前兆

視界にチカチカギザギザしたものが見える、閃輝暗点という症状が起こることがあります。

私の場合

視界の中で、一部だけ見えなくなる。→チカチカギザギザした光が見える
→チカチカが視界の縁に移り広がる消えると頭痛

時間はまちまちですが、この流れがだいたい30分から60分ほど続きます。
目の中に虫が這いずり回っているような感覚がして、とても不快で、気持ちが悪いです。
また、これから頭痛が起こるという絶望感を感じます。
まるでジェットコースターみたいですね。

吐き気と嘔吐

頭痛が起こりしばらくすると吐き気が来ます。
2、3回嘔吐することもあり、最終的に泡しか出てこなくなるまでは来ます。
私の場合、ピークの時は平均2回くらいだったと思います。
吐ききるとようやく眠れるようになります。

よくネットなどには、コーヒー飲むと良いとか書いてあありますが、
苦味とにおいで普通に吐来ます。逆効果なので吐き気のある方はやめた方が良いです。
片頭痛用薬には水無で飲めるタイプ、点鼻がありますが、どちらも苦味で吐き気が増します。
吐き気は、片頭痛の痛みがある程度おさまっても続きます。
発作の起こった日は、味の濃いものは食べられないことが多いです。

五感

片頭痛では、五感が刺激になり痛み、吐き気が強まることがあります。

視覚

とても弱い光でも痛みを強めます。
目をつむる程度では光の刺激は防ぐことはできません。
カーテンを閉め、部屋を完全に真っ暗ぬしなければ、光の刺激から逃れることはできません。
学校の保健室は、当然真っ暗にはならないので、
夏であっても頭まで布団をかぶってなんとかやり過ごしていました。

聴覚

音は痛みを倍増させます。小さな物音でも頭に響きます。
光は真っ暗なところに行けばなんとかなるのですが、音の場合はそうはいきません。

耳栓をしたりイヤホンを付けたりしたことがありますが、ズキンズキンという脈打ちが
余計に脳内に響きます。それと単純に付けていると不快で、眠れません。
音は本人だけで対処することが出来ないため、周りの人の配慮が必要になります。

嗅覚

においは頭痛を刺激し痛みを強めますが、私の場合は、
どちらかというと吐き気に大きく影響していました。
ここで言うにおいは、汗のにおいなどの不快なものだけでなく、
制汗剤や柔軟剤などの、普段「良い香りだな」と思うにおいも含まれます。
コーヒーなんかもそうですね。
なので、普段から洗濯物は無臭に近い状態にしておいた方が良いと思います。
生乾きなんてもってのほかです。

また、片頭痛が起きそうだなと感じるときは制汗剤は使わないか、
無臭の制汗剤を使うようにしてください。

余談ですが、私は「わきが」です。片頭痛の前兆が見え始めると、
冷や汗が出てきてそれが異臭を放ちます。
その結果、自分のにおいで頭痛が悪化してしまうのです。
なので、無臭の制汗剤や、無臭のデオドラントシートは必須です。
わきがで片頭痛持ちの人はこの2つを常備しておくことをおすすめします。

味覚

味のついているものを口にすると、吐き気が強まります。
私の場合は、大丈夫なのは水だけでした。
これは基本的には、味のあるもの口にしなければ大丈夫です。
吐き気がするときは、だいたいそうだと思いますが。

触覚・温度感覚

触覚なんてあまり関係ないんじゃないかと思う方もいると思います。
実際に痛みや吐き気に直接関係する訳ではないと私も思っています。
片頭痛になると、体がとても神経質になります。
室温がちょうど良くなかったり、体のべたつきなどの不快感でも
眠ることができなくなります。

それと、少し違うかもしれませんが、寝心地も重要です。
枕の高さはいつもより調整が必要です。

薬が効かない

私は市販も頭痛薬をはじめ、様々な財形の片頭痛専用薬を使ってきました。
ちなみに、私が使った財形は、水無で飲めるタイプ、点鼻、座薬です。
飲むタイミングも、お医者さんの指導通り、
痛みが出始めてから使うようにしていたのですが、
結局、1度も効くことはありませんでした。
むしろ、水無で飲めるタイプと点鼻は苦味で吐き気が増すだけでした。

ただ、実際には片頭痛専用薬は効く人も多いようです。
なので、飲んだことのない方は、試しに病院に行ってみて、
処方してもらうのも良いかもしれませんね。

理解されない

実は、本記事で私が最も伝えたい内容は、この理解されないという点についてです。
正確に言うと、おそらく理解してくれている人は多いのだけれど、理解してくれない人の存在があまりにも大きく、みんな理解してくれないと、思わせるということです。
少しわかりにくいと思うので例を出します。

例 学校

頭痛がひどいから保健室にいく
→結局悪化し早退する
→次の日、意地の悪い人間に複数人の前で仮病だと言われる
→周りも同じように思っているんじゃないかと不安になる

これです。
このように、一部の人間の意見がまるで全体の意見であるかのように思えてしまうことがあります。
「心配してるように見せて、本心では仮病だと思っているんだろうな」みたいな感じです。
この沼にはまると、自分の心がどんどんすさんでいくのでご注意ください。
ソースは私です。

当たり前ですが、片頭痛を経験したことのない人に、片頭痛の痛みは分るはずはありません。
それを理解してくれないと言ってしまうのは、おかしな話です。過去の自分に説教をしてやりたいです。
今では、「少しでも片頭痛ってどんなものか、知ってもらえたらな」くらいです。
これも望みすぎですかね。

ともあれ、冒頭にも説明したとおり、これはあくまで私の体験談です。
こんな経験をしたのが、私だけであることを切に願います。

そういえば、学生時代「腹痛で学校休むなんて信じられない!」という発言を耳にしたことがありますが、私は、「頭痛に対しても同じことを思ってるんだろうな」と、感じていました。
みなさんは、どうなんでしょうか。私が考えすぎなだけなのでしょうか。
少し気になるとこです。

いつ起こるか分らないという不安

片頭痛は、「ワインを飲んだ時におこる」や、「ストレスから解放されたときにおこる」など
いろいろ言われてはいますが、私の場合は、このタイミングで絶対におこるというものはありません。
強いて言えば、ストレスが影響している感じがするぐらいでしょうか。
片頭痛の間隔が短くなることもあるし、長くなることもあります。
そのため常に片頭痛に対する不安がつきまといます。
私的には、以下のタイミングで特に不安を感じます。

  • 片頭痛が治った直後
  • 周期的に発作が起こっている場合は、そろそろ起こるだろうなと思った瞬間
  • 強い光を受けて、視界がぼやけた瞬間
  • 目の疲れ
  • 強いストレスを感じたとき
  • 楽しみにしている旅行や行事などの直前
  • 重要なこと受験や面接などの直前

まとめ

繰り返しますが、片頭痛は十人十色です。
本記事に書いてある症状が当てはまる人も、
当てはまらない人もいると思います。
ご自身の症状や、周りの人の症状と比べてみてください。

なお、本記事で書いた症状は、私の片頭痛がピークだった頃の症状です。
実は、今はかなり良くなっています。
この変化も今後ご紹介していこうと思います。

最後までご覧いただきまして、ありがとうございました。

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